カレーをつくった。

カレー

久しぶりにカレーなんぞをこしらえてみる。
まずは玉ネギをあめ色になるまでじっくり炒めて、おぉ冷蔵庫に沢山ある野菜を使ってしまえ。じゃがいも・にんじん・なす・ごぼうたけのこ・・・


ごぼう・たけのこ・・・。



ごぼう・たけのこ・・・。


ごぼうはまだいい。多少食感がアレだがかなり小さく切ったこともあり、それほどカレー感を阻害していない。
だが、たけのこだ。こいつだけはカレーに入れてはいけない。
まず食感。独特のポリポリした感触がたくさんの具の中でも群を抜いて自己主張している。そしてそれを噛むと、なんとも言えない甘味が口の中に広がるのだ。辛いルーの中にこの甘味。まるで互いを拒絶しあっているかのようにさえ思え、その別体感は酢豚に入ったパイナップルを遥かに凌駕している。
更にじゃがいもと同じ大きさに切ってしまった為、トロリとしたルーをまとったそれは外見からの判別ができなくなっている。噛んでみるまでどちらかの判断ができないのだ。一口分のカレーを口に運び、それを噛み締めるたびにロシアンルーレットのような緊張感を味わう。危険だ。危険すぎる。


どうしてこんなに、それこそナベいっぱいに作ってしまったんだろう。たけのこさえ、あのたけのこさえ入れていなければ・・・青椒肉絲に全て使っていればこんなことにならなかったのに・・・


てゆーか全然工作じゃないね。みなさん、カレーにたけのこを入れてはいけません。