バッテリーテスト

kanki2005-12-26



昨日はもうひとつ比較テストをしたのでした。GPカーなのにバッテリーのテストです。


写真にある二つのバッテリー、どちらもGPカーに使う受信機用のニッケル水素バッテリーです。
違うのはそのサイズ、形状、容量、それに大事なのが重量。京商カップでは最低重量の制限がないため、軽いパーツを使うことはそのまま車重の軽減につながります。その差は40グラム以上、これは大きい。
決勝レースを走りきれるだけの容量があれば、軽いバッテリーを使ってアドバンテージを得られるのではないか、と考えてずっとこのバッテリーを使ってきた訳ですが、軽すぎてよくないこともあるんですよ。


バッテリーの搭載位置はシャーシの中央よりとは言え、重心より前にあります。バッテリーが軽くなると、目いっぱい前よりに積んでも重心位置が後ろ寄りになる。
V-oneを使い始めてからずっと悩んでいるアンダーステア、これってやっぱりこのバッテリーが原因じゃないのかなーと・・・先日のO.S.フィールドではもう悲しいくらいのアンダーステアだったので、やっと元に戻してみる気になりました。


まずはいつもの軽量バッテリー。うーん、いつも通りのアンダーステアだw
続いてスタンダードサイズのバッテリー。おお、これはグッドバランス!フロント加重が増えて、ずいぶん曲がってくれるようになりました。O.S.でもこの走りをしてくれていれば・・・
ただし40グラムの差は感じます。重量が増えたぶん、どっしり安定した感じ。それでもタイム的にはこちらのほうが上で、バランスって大切なんだなと痛感。


そしてもう一つ、前からやってみたかった事を。








じゃーん、思い切りフロント加重!

どうです、軽量と前後バランスを両立したこのアイデア
・・・ただしクラッシュでバッテリーがどうなるかわかりませんが。ここへバッテリーを置くこと自体は京商カップのレギュレーションに抵触しませんが、ウレタンバンパーをくり抜くのは違反ですから取り付けできません。


そしてこの仕様、フジモデルだとメチャクチャ速かった。軽快に、かつグイグイ曲がっていくあのフィーリングは最高でした。
大事なバッテリーをあんなところへ置いて走るわけにはいかない、でもあの走りを忘れられない。


まーセッティングで解決しろって話なんですけどね〜