ステッカー依頼

S耐久ポルシェ

ホビーショウへ行く前から、ステッカーのみですが依頼を頂いていたのでそちらの製作を始めます。週末にはお渡ししたいので、大急ぎで!


今回の依頼は、「某タイヤメーカーがGTに参戦したら」チックに仕上げるためのステッカー。幸いGT以外のカテゴリーには参戦しているので、そちらからごっそりカラーリングをパクらせてもらいます。

せっかくなのでステッカー作成の手順なぞを紹介させてもらいますね。まずは資料集めから。
チームや参戦しているレースのオフィシャルサイト、メインスポンサーのwebサイトなどを廻って資料となる画像、それもなるべく大きなものを集めます。レース雑誌に写真があればそれも良い資料となりますね。

ここからはイラストレータでの作業。ステッカー作りに必要になるスポンサーやパーツサプライヤのロゴデータを作成します。まずは描く前にリストアップ。

次はこれを一つ一つ描いていくことになります。何種類もリアルボディーを塗っているとデータが蓄積されてきて、新規に描かなきゃいけないものは意外と少なかったり。とりあえず一番上から片付けよう。

わたしの場合のやり方です。人によって違うでしょうし、これが最良とも思っていませんので参考までに。
まずは描くべきロゴの画像を探します。webサイトは画像の宝庫ですからたいていのものは見つかりますし、雑誌やチラシにロゴがあればそれをスキャンしたものでかまいません。それなりの解像度があればなんとかなります。

イラストレータに手に入った画像を貼ったら、それをテンプレートとしてガイドをひきまくります。平行な部分は平行に、対称なところは対称に。各部の太さやスキマがぴったり揃っていると気持ちが良いものですよ。たとえ印刷後はそれが判別できなくても・・・

正確なガイドが引けたら、それを使ってパスを引きます。ガイドをなぞるだけだから簡単簡単。曲線部分もガイドを使えば破綻しません。

こうしてロゴがひとつ完成。もとの画像と見分けが付かないくらいのものになりました。
こうやってベクトルデータにしたロゴは、どんなに拡大してもドットが見えたりはしません。いろんなボディーに大きさや色を変えて使うことになるので、後々のことを考えてもこの作業は大切なものです。


ほかにもまだたくさんのロゴが・・・続きはあした。