京商カップファイナル 〜2日目〜
いよいよ決勝戦の当日。勝ち上がり戦をひとつでも上から戦えるよう、朝一番の予選三回目に賭ける・・・
が、朝から無情の雨。スタッフさんのがんばりで排水作業は走行開始前にほとんど終わっていましたが、「ヒート中のイコールコンディションが保たれにくい」との理由で予選三回目はキャンセルされ、5分間の練習走行に。
この練習走行で、若干セッティングを変更したクルマがよく走ってくれることを確認。それは良かったんだけど、これでフジモデルRは1/8ファイナルからの勝ち上がりが決定。1/8、1/4、1/2と3回のヒート全てを3位以内でフィニッシュしなければ、グランドファイナルを走ることができなくなった。こりゃきっついわー。
そして迎えた1/8ファイナルは、終盤にエンジンストールするも序盤からのマージンで辛くも3位で勝ち上がり。あぶないあぶない、雨用エアクリーナでカブッたみたい。次はもうちょっと絞っていこう。
1/4ファイナルではエンジン調整も当たったようで好調な走り。しかしそう上手くいかないのがレースで、途中のクラッシュでエアクリーナが外れてしまうトラブルが起こる。すると先ほど調整したメインニードルも手伝って、エンジンがものすごいパワーとピックアップを発揮しだす始末。パワーなんてほとんど路面に伝わんないのに、こんなにいらないよぅ。
それでもなんとかトップを走り、これならなんとか通過できるかな〜なんて油断をしたヒート中盤。ステアリングがピクついたと思った次の瞬間、M-TEC NSXはプロポ操作を全く受け付けなくなった。受信機を濡らしちゃったのが原因で、防水が甘かったって事ですね。
ぐりーんぐらすさんの雨対策。タッパーとナプキ○で完璧。
これぐらいやっとかなきゃダメだって事ね。ウチが甘かったなぁ。
本来ならチームとしてのレースはここで終わって、あとは決勝レースを観戦する・・・ハズが、これ以降のヒートは悪天候のため中止に。
更には今日行われたヒートの結果は、総合順位に反映されないことになり、順位は実質1回目の予選結果のみで決定することとなりました。
私はそのたった1回の予選で他車と絡み、ハイサイドを起こし、これはもう次の予選でがんばろうとその5分間をテストに使ってしまいました。その2回目の予選は雨で実質的に無かったも同じで、要は1回の予選を捨てた時点で結果が出ていた、と。
天候が悪くなる事はわかっていたのだから、コケても諦めず最後まで走るべきでした。過去最悪の成績を残すことになった原因は、私の判断ミスにあります。あーあ、後悔先に立たず。
もっと言えば予選が始まってるのにセッティングがどーのと言ってる時点で、もうすでにトップと大差が付いてるんですよ。事前に練習へ行っていればわかっていた事かもしれませんが、岡山〜神奈川の距離は遠く・・・いや、言い訳ですね。
その点今回優勝された武空調サービスさんは違いますよ。遠方ながら何度も京商サーキットを走り、データを集め、こうして結果を残している。もうね、勝つべくして勝ったって感じで、フジモデルRとの差を痛感させられるレースでした。
とまぁ2005年度の京商カップファイナルは、走りの面ではなんとも不完全燃焼に終わってしまいました。救いだったのは雨も手伝って電飾されたM-TEC NSXが目立ったことでしょうか。濡れた路面に反射するヘッドライトがすごくキレイだったんですよ。
ヒート中には電飾についてのアナウンスをもらえたし、たくさんの方にボディーを見ていただくことができました。また、今年もR/C WORLD誌の取材を受けたので、近々M-TEC NSXが紙面の一部を飾るのを楽しみにしています。大きい写真だといいなぁ。
最後になりましたが、ここまでチームを引っ張ってもらった監督、相棒Hiroshi、Kチームのセノさん・やぶちゃん、ART-Hiranoさん、イノさん、ぐりーんぐらすのみなさん、ワイルドビーストのみなさん、武空調サービスのみなさん、ひらいし2001のみなさん、合同練習に参加いただいたみなさん、京商カップに参加した全てのチームの皆さん、京商スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。今年もまた関西Aから参加させてもらいますので、会場でお会いした際はよろしくお願いいたします。
そして優勝した武空調サービスBのみなさん、おめでとうございます！
京商カップ最強チーム「武空ファミリー」の、フランスでの活躍が楽しみにしています。ぜひ！大暴れしてきてください！
