ステッカーver.up

4台分が揃ったハズのステッカー、実際にボディーへ貼っていると色んなところが気になってくるんですよ。

とりあえず数だけは用意したんだけど、貼ってるうちに「あ〜ここはちょっとなー」「お、ここは改善できるぞ」なんて気になってくるものでして・・・そこはまぁ、せっかく塗るんだからちゃんとしようかな、と。
内容は微妙なサイズ合わせや、印刷時の不具合の修正とか。プリンタがヘタッってるってのもあるんだけどね。たとえばですね、



最近すっかり赤の印刷が苦手になった。MDプリンタだとマゼンタ→イエローと印刷していくんだけど、イエローの印刷の時にマゼンタのインクが剥がれちゃう。
この時剥がれたマゼンタはイエローのリボンへくっついてる。紙への印刷なら問題ないのでプリンタが壊れてるってほどの事じゃない。修理には出しにくい。
そもそもクリアシートへは印刷しにくいみたいですね。そこでひと工夫。




マゼンタ→イエローの順番を逆にしてみる。どっちにしても混ざれば赤。
プリンタ任せの混色では、インクの順番は変えられないので手作業でやります。イエローとマゼンタを重ねる部分と、白の版下を用意してさっきとは逆にイエロー→マゼンタ→白と一色ずつ重ね印刷していく。白は3回重ねるから、全部で5回。今度は剥がれのないステッカーが無事に完成。

赤の剥がれが目立ったものだけを4台分印刷してあります。ちゃんと「KYOSHO」もあるのだ。




更に応用。MDで普通にオレンジを印刷すると、薄いマゼンタ＋イエローになる。ただでさえ剥がれやすいマゼンタなのに薄い(網目)の印刷となれば、それはもう確実に剥がれてしまう訳ですよ。そこでオレンジをベタだけで印刷します。

まずイエローを2回、次にベースドホワイト、その上にマゼンタ、裏打ちのホワイトを2回。
これを裏側から見ると、ベースドホワイトを通した「薄いマゼンタ」とイエローの混色で黄色に近いオレンジのベタ印刷になる。
で、これを使ったのがリアバンパーのゼッケンと、写真にあるイエローハットの帽子マーク。下に貼ってるのが普通に印刷したステッカー(ちなみに左右反転まちがい付き)で、印刷の網目が見えるのと剥がれがあるのを気にして新しく印刷し直した、と。
って写真じゃよくワカランくらいの違いですが・・・くれぐれも「別にいーじゃん」「どうせ見えない」とか言わないように。




なーんて細々と修正してるもんだから、またもや作業が進まなくなってるぞ。
ちょっとペースを上げて、ステッカー貼りをがんばろうと思います。単純作業はつらいなぁ。